整理収納アドバイザー1級を取ってプロになりたい!
試験は難しいの?どんな内容なのかな?
整理収納アドバイザー1級資格を持つしかくママです。
試験は筆記と実技があるよ。
ポイントを押さえれば難易度は高くないですよ!
家で過ごすことが多くなった昨今、整理収納アドバイザーの資格がかなり人気です。
どうせなら整理収納アドバイザー1級まで取得して、個人開業可能なレベルまで極めてみたい…!
そこでこの記事では、整理収納アドバイザー1級の試験内容についてわかりやすくまとめてみました。
これから片付けの勉強を始める人も、すでに1級受験に向けて動き出している人も、どんな試験なのかしっかりと確認しておきましょう。
整理収納アドバイザー1級の合格率は70%!難易度は高くありません
整理収納アドバイザー1級は、特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が主催・認定する民間資格です。
整理収納アドバイザー1級試験は、1次試験と2次試験に分かれています。
試験の内容 | 合格基準 | 合格率 | |
---|---|---|---|
1次試験 | 筆記試験 | 70点以上で合格 | 70〜80% |
2次試験 | 実技試験 | 70点以上で合格 | 80〜90% |
1次試験は100問の筆記試験で、70点以上で合格となります。
整理収納アドバイザー2級と1級のテキストから出題され、しっかり読み込むことで合格できるため、合格率は70〜80%と高め。
2次試験は自身で実際に整理収納を行った経緯や結果をプレゼン方式で発表する実技試験(研究発表)です。
発表のわかりやすさ、声の大きさ、目を見て発表していたか、資料の作り、目的に応じた結果だったか、などが審査され、70点以上で合格となります。
1次試験・2次試験ともにしっかり学んだことをアウトプットする場なので、ひねった問題や厳しい審査はなく、難易度はそれほど高くありません。
整理収納アドバイザー1級試験の詳細(1次試験+2次試験)
整理収納アドバイザー1級試験の詳細について、1次試験と2次試験に分けて確認していきましょう。
ちなみに、1次試験と2次試験は全く別日に実施され、申し込みも別々に行わなくてはいけないので注意が必要です。
最近では片付け人気により、受験人数がすぐ満席になってしまうことも多いようです。
受験を予定している人は、早めに準備することをおすすめします。
整理収納アドバイザー1級・1次試験
整理収納アドバイザー1級の1次試験は筆記試験です。
受験方法は下記2種類あり、自分の都合の良い方法で受験ができます。
- 会場で受講する筆記試験
- CBTテストセンターで受験するCBT試験
ちなみにCBT試験とは、Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)の略称で、全国300のテストセンターと呼ばれる試験会場で受験ができます。
>>>CBT受験について詳しく知りたい方はコチラがわかりやすいです!
内容
整理収納アドバイザー1級1次試験は、試験時間90分で100問の選択式の問題を解く試験です。
問題は、整理収納アドバイザー準1級のテキストから出題されます。
逆に言うとテキストの範囲内でしか出題されないので、テキストをしっかり読み込むことで合格することができますよ。
ポイントとしては下記の項目を中心に、テキストの太字で書いてあるところ、一級予備講座で講師が「試験に出るよ」と言ったところ、ユーキャン受講であればテキスト強調部分や添削問題を中心に覚えましょう。
- 整理収納の3大効果
- 4つの領域図
- 5つの鉄則
- 8つの整理のステップ
また、ハウスキーピング協会では整理収納アドバイザー1級1時試験対策としてeラーニングを受講できます。
価格は2,400円(税込)ですので、不安な方は受講するのがオススメです。
私はeラーニングとほぼ同じ内容のアプリで勉強しました(今は無し)。
問題の雰囲気も分かり、自信持って受講できましたよ〜
試験日と結果発表
整理収納アドバイザー1級1次試験の試験日は、会場で受験する筆記試験と、CBT試験で異なります。
1.会場受験 | 2.CBT試験 | |
---|---|---|
試験日 | 東京:1か月に2回 それ以外:半年に1回など頻度少ない | 基本いつでも |
結果発表 | 約1か月後 | 即時 |
1.会場受験
会場受験の日程は、ハウスキーピング協会の試験日程を都度確認してください。
東京だと1か月に2回のペースで試験が実施されていますが、地方だと半年に1回程度のことも…。
試験日の都合が合わない場合は、CBT試験も検討しましょう。
会場受験の結果は、約1か月後にハウスキーピング協会のホームページ上で発表されます。
2.CBT試験
CBT試験では、全国47都道府県の約300のテストセンターで、自分の都合の良い日時に受験することが可能です。
結果はその場で即時判明するので、2次試験をできるだけ早く受けたい人はCBT試験の方が向いているでしょう。
受験費用
受験費用は、会場受験とCBT試験で異なります。
1.会場受験 | 2.CBT試験 |
---|---|
11,000円(税込) | 17,600円(税込) ※早割:16,500円(税込) |
※CBT試験の早割は、準1級終了後45日以内に受験の場合16,500円(税込)となります。
CBT試験は高いですが、会場が近くにない人や結果を急ぐ人にはありがたいシステム。
整理収納アドバイザ−1級・2次試験
整理収納アドバイザー1級の2次試験は、実技試験です。
自分で2つのテーマのうち1つを選択し、テーマに沿った研究発表を1人20分間プレゼン方式で発表します。
- 【提案編】
あなたが今後第三者(ご自身とご家族以外)に対して、整理収納においてどのような「提案」をしていくかを 考えてください。提案の方法を選択し、その方法に合った提案を制作してください。 - 【作業編】
あなたが実際に行った(自身以外、家族可)整理・収納の体験を通して、その目的と効果を述べてください。 どのような目的で改善を行い、どのように理論を使いどのような効果があったかを具体的にしてください。
①は実際に作業しなくても、整理収納が必要な状況を想定し、その状況で必要な提案を行う発表。
②は実際に家族や知人の家の片付けをさせてもらい、どんな目的を持ってどのような整理収納を行ったのかの発表になります。
実際に作業する方が具体的に示しやすいので、ほとんどの人が実践編を選んでいました。
どちらも、下記を明確にして、発表することが重要となります。
- 問題点、課題点(ビフォー)
- 目的(どんな部屋にしたいのか)
- 方法(なんの理論を用いてどのような方法で)
- 結果と考察(アフター)
発表の方法は3種類。
- 会場
- オンラインZoom
- 動画提出
それぞれ、発表の詳細や受験費用が異なりますので、詳しく説明しますね。
発表の詳細
テーマに沿って研究発表を作成するのは、どの発表方法でも一緒。
それを審査員に発表するやり方を3つの中から選ぶことになります。
1.会場
整理収納アドバイザー1級・2次試験の試験会場で、審査員と対面で発表します。
会場発表の場合は、同じ1級受験者6名でグループを作り、一人ずつメンバーの前で発表する形式。
この時の審査員は、ハウスキーピング協会所属の認定講師と、同じく会場発表するグループのメンバーで、お互いに点数をつけあって基準点に達すると合格となります。
2.オンラインZoom
自宅で、審査員とZoomをつないだ状態で、リアルタイムで研究発表を行います。
会場に出向かなくても発表が可能な点がメリットですが、家族やペットがいる状況はNG、しっかりZoomをつなげる環境がある(カメラ必須)などの条件があります。
3.動画提出
自宅で研究発表をしている様子をスマホなどで動画に撮り、Youtubeにアップロードして審査員に提出します。
会場に出向かなくても発表が可能、何度でも発表をやり直すことが可能なため、人前で発表するのが苦手な人にはピッタリの方法になります。
会場受験は人前で発表するので緊張しますが、
他の人の発表も聞けたりして勉強になりますよ!
試験日と結果発表
会場受験、オンラインZoom、動画提出で受験日が異なります。
1.会場 | 2.オンラインZoom | 3.動画提出 | |
---|---|---|---|
試験日 | 東京:月に4回 その他:頻度少ない | 月に4回 | いつでも |
結果発表 | 約2か月後 | 約1か月後 | 翌月末 |
1.会場
都市部でのみ受験可能です。現在受験会場がある場所は、下記。
- 東京
- 愛知
- 大阪
- 広島
- 福岡
- 鹿児島
日程も、東京では月に4回程度開催していますが、他の場所ではもっと頻度が少ないです。
日程が合わない方、会場が近くにない方などは、オンラインZoomか動画提出で受験しましょう。
結果は、約2か月後に郵送で通知されます。
2.オンラインZoom
全国各地から参加可能です。
現在ひと月に4回程度受験日があります。
結果は、約1か月後に郵送で通知されますので、結果を急ぐ方は会場受験よりもオンラインZoom受験がオススメ。
3.動画提出
全国各地から、いつでも動画提出することで受験が可能です。
結果は、動画提出申し込み月の翌月末から郵送で通知されます。
受験費用
会場受験、オンラインZoom、動画提出で受験費用が異なります。
1.会場 | 2.オンラインZoom | 3.動画提出 |
---|---|---|
13,200円(税込) | →キャンペーン価格:17,600円(税込) | →キャンペーン価格:18,700円(税込) |
オンラインZoomと動画提出は若干受験費用が高め…。
会場に行くまでの交通費と比較して選ぶのも手です。
受験資格と試験までの道のり
整理収納アドバイザー1級を受験するための道のりは、下記の通り。
- ハウスキーピング協会の講座
- ユーキャン通信講座(準1級とセット)
- ハウスキーピング協会の講座
- ユーキャン通信講座(2級とセット)
- 1次試験合格
- 2次試験合格
つまり、2級→準1級→1級の順番で、資格を取得していく必要があるんです。
整理収納アドバイザー2級と準1級を取得する方法は、2種類。
- ハウスキーピング協会の講座を受講する
- ユーキャンの通信講座を受講する
ハウスキーピング協会の講座は、2級、準1級と別々に申し込むことも可能なので、必要な資格を必要な時に取得できます。
また唯一講師と対面で講座を受講できるので、現役整理収納アドバイザーから現場の話を聞きたい人は迷わずハウスキーピング協会の講座を選ぶといいでしょう。
また、2級の講座は1日、準1級の講座は2日の受講で取得できるので、短期間で資格取得したい人にもオススメ。
ただし1級取得までにかかる費用は、ユーキャンよりも割高になります。
一方、ユーキャンの通信講座は2級と準1級がセットになっています。
完全在宅で受講でき、添削課題の提出で2級と準1級を取得可能なので、なかなか外出できない人や時間はかかるけどスキマ時間でコツコツ勉強したい人向けです。
またトータルの費用は、ハウスキーピング協会の講座よりも割安です。
すでに1級取得を目標にしているのであれば、ユーキャンでまとめて取得するのが良いでしょう。
>>>公式サイト(ユーキャンの整理収納アドバイザー講座
>>>ユーキャンでさらに安く受講する方法を見てみる
どっちが向いてるか決められない…!という人は、チェックリストを作ったので、こちらの記事を参考にしてください。
整理収納アドバイザー1級の資格を取ってできること
整理収納アドバイザー一級の資格を取得すると、晴れてプロとして活動できます。
「整理収納アドバイザーです!」と名乗れるのも一級に合格してから。
プロになると出来ることがたくさんありますよ。
- お客様の自宅や職場の片付け
- 片付けセミナーの講師
- 整理収納アドバイザー認定講師のための講座受講
- スキルアップのための専門資格取得
お客様の家の片付けはもちろん、片付けのプロとしてセミナーを開催したりすることが可能。
また整理収納アドバイザーを目指す人に片付けを教える認定講師を目指すのも、まずは1級を取得してからになります。
また専門知識を学ぶための講座受講も一級取得者に限定した下記の講座もあります。
- 収納環境プランナー:住み替え・リフォーム・新築の収納プランニング
- 整理収納ベーシックコーチ:コーチングのマインドとスキルを学ぶ
- CCSキャリチェックリーダー:整理収納サービスの実績を確認し資質を見極める人材となる
一方、個人事業主もしくは法人として利益を得ようとするならば、整理収納アドバイザー1級の知識だけでは難しいところ。
経理、マーケティング、営業活動、スタートアップのための準備の知識、実際のお客様への対応スキルなど、満足のいくサービスを提供するためにも勉強を続ける必要があります。
まとめ
整理収納アドバイザー1級試験について理解していただけたでしょうか?
難易度こそ高くないものの、しっかりと勉強しないと取得できないのが整理収納アドバイザー。
お金もかかる資格だけに、将来自分がどうなりたいのかしっかりと考えてから試験勉強に取り組むのが後悔しないコツですよ。
記事が参考になれば嬉しいです。