「宅建」って聞いたことはあるけど、不動産業界に勤めてなくても役に立つの?
そう思ってる人もいるかもしれないけど、実は主婦だからこそのメリットもあるんですよ♪
「宅建」と聞いて、名前からなんとなく住宅や建物に関する資格かなと想像がつく方もいるかもしれません。
でも、同時に不動産業界じゃないと役に立たない資格なんじゃないかと敬遠されてしまう方もいるかもしれませんよね。
そこで、私のような普通の主婦でも感じる宅建の魅力、メリットを考えてみました!
「宅建を受けてみようか迷っている」「主婦だけど何か資格取りたいな」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ー プロフィール ー
- 2歳の男の子のママ
- 今年は宅建試験を受験予定。一緒にがんばりましょう!
宅建ってどんな資格?
そもそも「宅建」とはどんな資格なんでしょうか?
簡単に説明していきますね。
宅建ってそもそも何?
宅建や宅建士は「宅地建物取引士」の略称で、不動産取引の専門家(宅建士)を示す資格になります。
簡単に言うと、土地や建物を売ったり、買ったり、貸したりする取引の専門家であることを証明する国家資格です。
この資格を持っているとできるのが、不動産に関する重要事項の説明です。
この説明は宅建士資格を所持している人のみができる「独占業務」と言われるものです。
お家を借りたり、買ったりした経験のある方なら、急に免許証を提示しながら重要事項説明をしてきた人がいたなって思い出すんじゃないでしょうか。あの人が宅建資格を持った宅建士です。
ちなみに、不動産の売買や賃貸借の媒介(仲介)といった不動産取引をおこなう場合、従業員5名につき1名以上の宅建士の設置が義務付けられています。
つまり、不動産屋さんには必ず必要な人が、この「宅地建物取引士」資格を持った人ということになります。
宅建資格ってどんな試験?
宅建試験は、「宅地建物取引士」になるための資格試験で、令和3年度は20万人以上の受験者数を誇る国家資格です。
宅建士には有効期限がないのも特徴。
試験に合格し、一度宅建士として登録したら、死亡・欠格要件該当・監督処分・申出等により消除されない限り持ち続けられる資格です。
【試験の概要】
試験日 | 試験は年に1度(毎年10月の第3日曜日) |
受験資格 | 受験資格はありません 年齢・性別・国籍の制限もありませんので、どなたでも受験できます。 |
受験場所 | 全国の都道府県で実施 |
受検手数料 | 7,000円 |
テスト方式 | 四肢択一式によるマークシート形式 |
問題数 | 50問 |
試験時間 | 2時間 |
受験資格がないという点が、主婦でも受験しやすく魅力のひとつです。
また試験は、記述問題や論文形式の問題は出題されず全てマークシート形式のため、試験でわからないところが出題されても解答しやすいのもチャレンジしやすい魅力です。
問題が分からなくても何か選べばまぐれで当たる可能性もあるのは嬉しいですよね。
知らないと損する!?主婦に宅建をおすすめする理由3つ
では主婦にこそ宅建資格をおすすめする理由を紹介します!
その理由は次の3つ。
- 社会復帰・再就職に有利
- 行政書士などの資格へステップアップする基礎に
- 自分の家を買ったり、借りたりするときに役立つ
ひとつずつ確認していきましょう。
おすすめしたい理由①:社会復帰・再就職に有利
主婦にこそ宅建をおすすめしたい理由のひとつめは、「社会復帰・再就職に有利な点」であるということです。
その理由が求人数の多さ。
求人情報サイトなどで保有資格「宅建」と入れると想像以上に求人数が多く、不動産業界はもちろん他の業界でも宅建士の需要があることが分かります。
また、宅建資格を持っていると資格手当がもらえる企業もあります。
再就職に有利なだけでなく、収入アップも見込める資格はかなりメリットが大きいと言えます。
「不動産会社って土日休みじゃないしな…」という方のために、”宅建資格”が役立つ業界についてまとめてみました!
宅建資格を持っていると有利な職場まとめてみました
不動産取引の資格ってことはつまり、不動産業界ではないと関係ないの?
「いえ、そんなことはありません!」
宅建資格が生かせる職場をまとめたので、解説しますね。
- 不動産業界
- 金融業界、保険業界
- 建築業界
- その他(小売業・一般企業)
不動産業界
当然、不動産業界ではこの資格を持っていると有利です。
というのも、不動産業界には、宅建士に対して「設置義務」という義務が課せられています。
設置義務とは、各事務所の常勤従業員(代表者と常勤役員を除く)5人につき1人以上は、成年の宅建士でなければならないというものです。
社員の異動や退職などのために、この規定人数に満たなくなった場合は、2週間以内に新たな人員を補充しなくてはならないというルールまであるんです!
つまり不動産業者は宅建士を多数雇っておく必要があるため、宅建資格保持者は不動産業界では”最強の資格”となるんですね。
社員全員に宅建の資格を持っていてもらいたいと考えている経営者もいるほどなんですよ。
金融業界、保険業界
金融業界や保険業界は、宅建が活かせる意外な職場です。
その理由は、住宅ローンの取り扱いに加え不動産を担保にして融資を行うことが多く、不動産に関する適切な知識が求められるためです。
不動産担保ローンを取り扱う金融機関が増加中!宅建士の持つ知識は金融業界で重宝されます。
また保険業界も保険契約の際に住宅ローンの有無が大きく関係するので、宅建資格が役立ちます。
これらの理由で、保険業界や金融業界の求人広告にも、歓迎条件として宅建士の資格をあげている求人案件が増えているんですね。
建築業界
建築業界も宅建士の資格が活かせる職場。
大手の建設関連企業では、宅建業の免許を取得した上で宅建士を雇用している企業が多数見られます。
建築士が建てた完成物件を自社で販売するには、宅建士がいないと取引が行えないためです。
家を作る方に興味がある人も、宅建の資格は強みになりますよ。
小売業・一般企業
さらに意外なところでは、小売業においても宅建士が必要とされます。
小売業では、店舗の立地が企業の経営を左右されると言われるほど、重要なウェイトを占めます。
このとき立地を決めたり物件管理を行ったりするのに、宅建士が持つ不動産の知識が役立つんです。
また一般企業でも宅建士試験に合格すると、一定の法律知識を持っている人材だと評価されることがあり、転職が有利になることもあります。
知名度が高い資格なので、取得するだけで評価UPの可能性も大なんです。
おすすめしたい理由②:行政書士などの資格へステップアップも狙える
宅建は「法律系資格の登竜門」と呼ばれることもあります。
「行政書士」や「社会保険労務士」、「司法書士」や「公認会計士」などの難関資格へのステップアップの第一歩として選ばれることが多いのが、この宅建資格。
法学部出身でない限り「法律を読んで理解する」ことがそもそも難しいため、まずは宅建の勉強を通して「法律を理解する」ことに慣れ、自信がついてから上位資格にチャレンジするという人が多いようです。
勉強する前は、保険などの重要事項説明書だけでも小さい字でごちゃごちゃ書いてあって理解できない、なんて方も多いはず。比較的易しい宅建資格で法律に慣れていきましょう。
おすすめしたい理由③:自分の家を買ったり、借りたりするときに役立つ
宅建は、マイホームの購入や売却をする時だけでなく、賃貸で借りる時にも役立つ資格です。
家の売買や賃貸に契約書はつきもの。
でも、あの小さい字でたくさん書かれている契約書って誰が理解できるのって思いませんか…。
しかし宅建士の知識があると書かれている内容が理解できちゃうだけじゃなく、万が一トラブルが発生した時にも自分で対処することができます。
例えば、入居する物件に傷などの不具合があった場合、瑕疵担保責任により売主に修繕義務が生じます。
しかし、修繕義務を果たしてもらえる期間は決まっているので、買主は速やかに申請しなければいけません。
もし宅建業法に詳しくなければ、申請期間があると気づかず、申請期間が過ぎてしまい損をするケースもあるかもしれません。
契約の前に重要事項の説明をしてもらえるけど、不動産の知識がないと質問もできないし、権利を効果的に使えなそうだね。
宅建士試験では、不動産に関連する問題が多く出題されます。
専門的過ぎてちょっと難しそうなイメージの宅建ですが、実は意外と実用的な知識も得られます。
得られた知識は生活でどんどん使っていきましょう。
不動産屋さんにも格好よく質問しちゃおう。
まとめ:主婦こそ宅建は役に立つ資格です
主婦にも宅建資格は役立ちます!ということを紹介してきました。
最後に主婦に役立つメリットをもう一度まとめておきますね。
- 不動産業界以外でも就職、転職に有利
- 不動産、法律の知識が得られる
- 自信につながり、上位資格のチャレンジ意欲につながる
私も受験したことのある宅建資格ですが、結構役に立つ知識が多く、生活や人生に良い影響を与えもらったなぁと思っています。
資格によってどんなメリットがあるかは、人それぞれ違うと思いますが、絶対に取って良かったと感じるはずです。
宅建に興味がある人は、ぜひ頑張って受験してみてください!
「どうしようかな」と迷っている人は、まずは無料体験講座から始めてみるのもいいかも。
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