FP2級にチャレンジしたい!難易度が高いって聞くけど、勉強時間はどれくらい?
私は独学で2ヶ月勉強して一発合格しました♪トータル勉強時間は100時間くらい。3級より簡単だったかも…?
「FP2級って難易度が高い」ってよく聞くので不安に思っている方も多いと思います。
ですが私の感覚としては、FP3級よりもFP2級の方が簡単に感じられました…!
なんでFP2級が簡単に感じられたかを考えてみると、いくつか決定的な理由がありました。
そこでこの記事では、FP2級が簡単に感じた理由を考察し、FP2級に一発合格するために一番効率的な勉強法を体験談を交えて紹介します。
独学でFP2級を目指したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
私がFP2級に独学で合格した体験談
まず私のFP3級・2級の試験結果から!
日本FP協会(資産設計提案業務)で受験。※平均合格率がきんざいより高かったため選択
学科は60点中51点、実技は100点中90点で合格しました。
実務経験がなかったので、FP3級取得後に2級を受験。
3級と同じく日本FP協会(資産設計提案業務)。
学科は60点中47点、実技は100点中86点で合格しました。
私は5月に3級、同じ年の9月に2級を受験しました。
この連続受験が、一番効率良くFP3級+2級を取得できる最大のコツなのですが、まずは私の当時の勉強時間や勉強方法がどんなものだったかをお知らせします。
まずは、5月開催のFP3級合格を目指した
この頃は、フルタイムの仕事と年子育児と主婦業で本っ当~~~に忙しい頃でした。
でも「近い将来自分の家が欲しいな~」という欲望がむくむく…。
そして「だったら税金やお金のこと何もわからないままじゃだめだ!」と、急遽勉強を始めることにしました!
思い立ったら吉日の熱しやすく冷めやすいタイプです
かなり限られた時間しかなかったため、勉強はできるだけシンプルに、スキマ時間にできるものを選び、まずは市販のテキストを読むところから始めました。
選んだテキストはこちら。皆さんの評判も良く、何よりテキストっぽくないところが嫌にならずに読めたポイント。
FP3級の勉強を始める前は、税金のこと、年金のこと、お金のこと、何も分からない状態で、全てが初耳案件…。
なのでポイントをわかりやすく解説してくれているこのテキストは、ホントにありがたかったです。
- 勉強時間は、1日2〜3時間。
- 勉強期間は、4ヶ月。
ゆっくりですが無理なく少しずつ勉強していきました。
そして見事、5月開催のFP3級の試験に一発合格しました!
すぐさまFP2級の勉強にとりかかる
FP3級の合格発表は、試験日からほぼ1ヶ月後。
結果待ちの期間は燃え尽きて勉強をおやすみしてましたが、合格通知をもらってからはすぐさま2級の勉強に取り掛かりました。
といっても、2級の試験範囲はほぼ3級と一緒。
3級の復習も兼ねてアウトプット中心の勉強にしました。
- この時の勉強時間は、1〜2時間
- 9月の試験を受験したので勉強期間は、2ヶ月程度
でした。
試験範囲はほぼ同じなため歯が立たない訳でも無く、出題傾向を抑えた勉強をすることで、意外にもするっと一発合格できました。
FP2級+3級の勉強時間まとめ
主婦が独学で勉強した時の、FP2級合格までの勉強時間&勉強期間まとめは次の通り。
▼FP3級
- 1日2-3時間×4ヶ月
- 合計300時間前後
- インプット中心
▼FP2級
- 1日1-2時間×2ヶ月
- 合計100時間前後
- アウトプット中心
FP2級が簡単だった理由3つ
このようにFP3級〜2級を約半年程度で、独学で取得できた私ですが、
こんなに調子良くいくとは当初思っていませんでした…。
結果として1番効率の良いルートと勉強方法だったと思われるので、その理由について解説します。
効率的に合格できた理由①:FP3級合格直後に受験した
なによりもこれ。
FP3級合格した次の試験で2級を受験したことが、1番効率が良かったです。
特に3級は、はじめてのことを覚えるのに必死でしたが、2級の勉強はほぼ3級の覚え直し。
3級の記憶がなくならないうちに受験しとこう!という作戦が私の場合功を奏しました。
お仕事で保険や金融関係のことをしている人であれば、毎日FPの内容に触れているので多少期間が空いても大丈夫だと思います。(あとめちゃ記憶力のいい人)
でも私のような、記憶力に自信がなく短期決戦でFP2級を取得したい人は、連続で試験を受けることを強くオススメします!
効率的に合格できた理由②:過去問で出題傾向を掴んでいた
FP2級の出題傾向は、FP3級と大きく異なります。
▼FP3級の過去問
FP3級の学科試験は○×もしくは3択問題
▼FP2級の過去問
FP2級の学科は、複雑な4択問題。
FP2級の学科試験では、問題文が複雑なうえ、詳細な数字や規定(以下なのか未満なのかの違いetc)が問われることが多いです。
そのためテキストの内容を細かくしっかりと覚えておく必要があるのですが、このような出題傾向が分からないと的外れな勉強をすることになってしまいますので要注意。
ただし問題文が複雑なだけで、ちゃんと読むと実はもう覚えてる(3級で勉強したばかり!)ので、それほど不安にならなくても大丈夫。
私はFP2級の勉強は早々に過去問から取り掛かりました。
そのうえで、忘れかけている箇所やしっかり覚えきれていない箇所についてはテキストに戻って覚えなおす、という勉強法を行い、知識がしっかり定着するようにしました。
この勉強法のおかげで、本番では問題の複雑さにひるんでしまうこともなく出題傾向も把握できていたため、落ち着いて受験できたと思っています。
結果としてとても効率的だったと感じているため、ぜひFP2級の勉強は過去問から始めてみてください。
効率的に合格できた理由③:普段の生活に絡めて覚えた
FPの知識は普段の生活にかなり関連しているものが多いです。
もともと、普段の生活における分からないことを減らすために勉強し始めたFP。
せっかくなので、普段の生活の事あるごとにFP試験の内容を絡めて思い出したり、実際に計算したりしていました。
例えば、
- 我が家のキャッシュフロー表を作る
- 自分や家族がもらえる年金を計算する
- 万が一、旦那が亡くなった場合の遺族年金を計算する
- 同時に相続税も計算する
- 年末調整の紙を隅から隅まで読んで理解する
- 我が家の配偶者特別控除を計算する
- ふるさと納税した後の減税額を計算する
- 株式投資や企業年金をやってみる
- 自宅を購入した際の固定資産税を計算してみる
- 自宅を売却した際の税金を計算してみる
- 生命保険の掛け替えの相談に行ってみる
FP3級の知識でかなり様々なことができるようになりました!
我が家の家計や今後の生活を豊かに暮らすためにかなりFPの知識を利用したので、これらについてはしっかりと記憶に残っています。
もちろんFP2級の受験時にもこの知識は役に立ってくれて、勉強をスムーズにしてくれました。
覚えた知識はどんどん使って記憶に定着させることが、いちばん理想的な学習方法かもしれないですね。
FP2級を独学で取得するための具体的な勉強法
では次に、具体的にどのような勉強法をすればいいのかを紹介していきます!
実はとてもシンプルな方法なので、誰でもできる内容ですよ。
勉強法①:まずはしっかり3級の勉強
FP2級の試験範囲はFP3級とほぼ同じ。
そのため3級の内容が頭に入っていないと、2級の問題がより難しく感じると思います。
もし、3級の内容を忘れてしまっているようなら、まずは3級のテキストを読み返すことをおすすめします。
サラサラ~と一度読むだけでも、結構記憶がよみがえってくるものですよ。
FP3級の内容を忘れている人は、まずはFP3級のテキストを読む。
3級の知識を持っていた上で、より詳しい内容を求められるのが2級。深く勉強することが必要なんです。
勉強法②:過去問から解く
FP3級合格後、すぐFP2級を受験する人はまずは過去問から取り組みましょう。
基本は、過去問を解く→間違えたところを2級のテキストで確認し記憶に定着させる、の繰り返しです。
※もちろん自信がない人は、2級のテキストを読んでみてください。ただししっかり覚えようとしなくても大丈夫!
過去問は一気に解かずに、今日は1問だけ、というやり方でも大丈夫。”過去問道場“が使いやすいですよ!
2級の問題は、問題文が複雑なだけで3級で覚えた知識で解けるものも多いですが、もし全く歯が立たないようなら一度3級の一問一答をやって、知識の定着の度合いを確かめてみましょう。
そうすることで、薄くなってきていた3級の記憶が呼び起こされます。
人の記憶はアウトプットすることで定着もするので、一問一答ですでに勉強したことの復習をすることは効率がいいんです。
もし一問一答も全く歯が立たないよーという人は、3級のテキストを読むインプットから始めましょう。
自分の記憶の度合いにより、勉強法をセレクトするのが合格への近道です。
FP2級の勉強は、過去問から始める。
勉強法③:スキマ時間には一問一答
FP2級の勉強はアウトプット中心。
時間のある時は過去問をやるのですが、それだけだと満遍なく情報を網羅できないので、スキマ時間には一問一答を行いましょう。
一問一答は、出来ればテキストの単元ごとに分かれているアプリなどがおすすめ。
自分が苦手な分野が分かるだけでなく、過去問で解けなかった問題の見直しにも使いやすいです。
また、章ごとにまとまっていると、記憶を呼び起こしやすいという利点があります。
「この問題は2章に出てきたな」「あの法律と関係あるやつだな」など、連想ゲームで答えを思いつくことは良くあります。
一方では過去問で実践練習、もう一方では単元ごとに区切って一問一答やり方で、私は一発合格できましたよ。
スキマ時間には、FP2級の一問一答をとにかくたくさん解く。
私が勉強時間を捻り出した方法
FP3級、そしてFP2級を受験した時、私はフルタイム勤務の正社員で、3歳と2歳の子供達の育児中でした。
そのため、とにかく勉強する時間は捻り出さないとなかったんです。
その時どうやって勉強時間を作っていたかを紹介しますね。
私が勉強した時間①:朝のトイレタイム
私は朝イチ必ずトイレに行きます。(覚醒のためも含むので長め。。)
そこでただボーッとしているのはもったいないので、トイレにテキストを置き、少しでも読むようにしていました。
また日中もトイレにはスマホを持ち込んで、一問でも多く問題も解くようにしていました。
コツコツ積み重ねると結構まとまった時間になるものなんですよね〜
私が勉強した時間②:通勤時間
当時通勤は往復1時間半くらいかかっていたので、その時間は必ず勉強するようにしていました。
子供達にも邪魔されない通勤時間は、かなり勉強がはかどる!
週5回、1日1時間半しっかり勉強する時間が確保できるので、もはや勉強のメインですね。
限りある時間ってなぜか集中力がすごい。
私が勉強した時間③:試験直前のまとまった時間
スキマ時間で勉強をこなしていた私ですが、さすがに試験直前にはまとまった勉強時間が必要になってきました。
実際の試験と同じ時間配分で過去問を解いたりするのも有効なため、試験直前には丸一日勉強時間を確保しました。
土日であれば、旦那や親に子供を預かってもらう。
平日であれば保育園もしくは一時保育に子供を預けた上で、仕事は有給をもらう、などなんとかやりくりして時間を作りました。
子供の預け先がなくどうしても難しい、という人は仕方ないですが、試験直前にはできる限りまとまった時間を取って勉強することをおすすめします。
本番同様に時間を計って過去問を全部解いてみてください!
まとめ 効率的に勉強することでFP2級は2ヶ月で合格できる!
FP2級を2ヶ月の勉強期間で合格した私の体験談でした。
私はどんどん記憶を失うタイプなので、なによりも覚えているうちに受験するという方法が効果的でした。
勉強方法など、参考にしてもらえたら嬉しいです。
ちなみに、仕事上ではFP2級の知識を使うことはあまりないですが、生活の上ではかなり役に立っています。
資格取得は興味ないけど、税金など生きていくために必要な知識は欲しいなと思っている人は、SHEmoneyがおすすめ。
生活に欠かせないお金の知識を、かなり実践的に学ぶことができるので、自分の生活に照らし合わせて楽しみながら学習できますよ。
気になったら、ぜひFPの勉強始めてみてくださいね♪記事がお役に立てばうれしいです。